トップページ > 看護介護全国ニュース(BERITA PERAWATAN) > 2014年1月 第157号

ヘッドライン ... このニュース記事は、EPA(経済連携協定)及び、外国人看護師・介護福祉士に関する全国ニュースをダイジェストでまとめたものです。

大船渡の勝久会 EPAでインドネシアの3人 介護福祉士候補者を受入(2013/12/25 東海新報)

大船渡市の医療法人・勝久会(木川田典彌理事長)は、日本・インドネシアの経済連携協定(EPA)に基づき、3人のインドネシア人を介護福祉士候補者として受け入れ、24日に「入職式」を行った。同法人運営の施設で実務を学びながら国家資格取得を目指すもので、気仙では初めての試み。3人は「早く環境になれて仕事を覚えたい」と張り切っている。

看護師と介護福祉士候補者の受け入れを含む日・インドネシアEPAは平成20年7月の発効。在留期間最大3年の看護師コース、同4年間の介護福祉士コースの2種があり、本年度は看護師で48人、介護福祉士で108人が来日している。

勝久会では、木川田理事長がEPA候補者はじめ外国人看護師・介護福祉士の日本での生活・学習を支援する一般社団法人外国人看護師・介護福祉士支援協議会理事、公益社団法人全国老人保健施設協会の会長を務めていることもあり、「率先して協力を」と介護福祉士コースの受け入れを決めた。

訪日前後半年ずつの日本語などの研修を経て大船渡に入ったのは、男性がデニ・ハディアナさん(26)、ザキ・ジクルッラーさん(25)の2人、女性はモナリサ・ブタルブタルさん(26)の1人。いずれも現地の看護学校卒業者で今回が初めての来日という。

入職式は介護老人保健施設・気仙苑で行われ、スーツ姿で緊張した面持ちの3人は役職員約30人の歓迎を受けた。

木川田理事長が介護福祉士候補者としての辞令を一人ひとりに手渡し、「日本は75歳以上人口が世界一の長寿国。これに対処する高齢者ケアはどういうものかを学び、国のため役立つ人材として成長してほしい」と激励。

役職員に向けては「生活習慣の違いなどを理解し、懇切ていねいに指導を」と呼びかけた。

デニさんとザキさんはともに気仙苑の入所部門、モナリサさんはデイケアセンターで就労研修に臨み、介護の専門知識・技術習得と日本語学習を行い、国家試験受験と合格を目指す。

3人はそれぞれ、「不安もあるが早く仕事を覚えられるよう皆さんと一緒に頑張りたい」(デニさん)、「できるだけ早く環境になれ、役立てるように頑張りたい」(ザキさん)、「やりがいのある仕事。一生懸命働きながら、もっと日本語も勉強したい」(モナリサさん)と抱負。ザキさんは「経験者から方言は難しいと聞いたので、そこも覚えたい」と、お年寄りや同僚を先生役とした気仙語¥K得にも前向き。

入職式後は、さっそく現場スケジュールについて打ち合わせを持つなどし、山田喜美雄法人事務局長は「候補者と職員が互いに切磋琢磨(せっさたくま)して高め合う機会にもなれば」と期待を寄せていた。

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介護の現場にインドネシア人(2013/12/25 NHK NEWS WEB岡山放送局)

EPA=経済連携協定に基づき、今年度全国で最も多い20人の介護福祉士を目指すインドネシア人の研修生を受け入れる笠岡市の社会福祉法人で24日、入社式が行われました。

日本はインドネシアとEPA=経済連携協定を結んで、日本で介護福祉士を目指す人材を受け入れていて、今年度は、108人が日本の国家資格取得を目指す研修生として来日しました。

このうち、全国で最も多い20人の研修生を受け入れる笠岡市神島にある社会福祉法人「天神会」では25日、入社式が行われました。式では研修生1人1人に辞令が交付された後、研修生を代表してフランシスカさんが、「皆様に愛されるよう一生懸命努力し、試験の合格に向けて精進します」とあいさつしました。

EPAに基づく外国人の受け入れをめぐっては日本語の読み書きが壁となって介護福祉士の国家試験の合格率が、低い水準にとどまっていて、この社会福祉法人では、多くの研修生を一度に受け入れることで研修生どうしが協力し合える環境を整備したいと考えています。

「天神会」の岡崎利治理事長は、「20人が、互いに教え合いながら実務経験を重ね、試験の合格に向けて頑張ってほしい」と話していました。

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インドネシア人 6人意欲 魚津で介護福祉士・看護師候補(2013/12/25 中日新聞)

魚津市内の特別養護老人ホーム「新川ヴィーラ」と魚津病院で二十三日から就労を始めた、日本・インドネシア経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人介護福祉士・看護師候補者六人が二十四日、市役所に沢崎義敬市長を訪ねてあいさつした。

施設と病院をそれぞれ運営する社会福祉法人「新川老人福祉会」と医療法人社団「七徳会」が候補者を受け入れるのは今回で四回目。昨年から四人が就労しながら国家試験の合格を目指しており、今回の六人を合わせ計十人になる。

今回の候補者は全員がインドネシアで看護師の資格を取得している。アプリ・ヒダヤトさん(23)ら四人は日本で介護福祉士の国家資格の取得を、オオン・スベハン・アジョミ・フゥルコンさん(26)ら二人は看護師の国家資格の取得をそれぞれ目標にしている。

アプリさんらは「国家試験に合格するように頑張りたい」と意欲を示し、沢崎市長は「寒いですが、風邪をひかないよう頑張ってほしい」と激励した。

六人は約一年間インドネシアと大阪府の研修センターで日本語を学習。魚津市で働きながら日本語や介護、看護の技術を習得し、国家試験に挑戦する。

介護現場の人手不足を解消するための取り組みだが、同法人などがこれまでに受け入れた候補者の中で三人は合格できず帰国。唯一、介護福祉士に合格した女性は約一年間就労したが今年七月、結婚して帰国した。日本語で受験しなければならず、法人ではプログラムを組んで、日本語や国家試験対策を指導していく。

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インドネシア女性、「日本で看護師」夢へ奮闘 龍ケ崎 病院勤務、合格目指す(2013/12/26 タウンニュース小田原版)

「国家試験に合格し日本で看護師になりたい」-。そんな夢を抱いたインドネシア人の女性が龍ケ崎市中里の龍ケ崎済生会病院(久保武士院長)で25日から、看護助手として働き始めた。「タミさん」の愛称で呼ばれるムタンミマーさん(28)。在留期限の3年間に合格しなければ帰国という厳しい条件のもと、同僚らの温かい励ましを受けながら夢を追う。

タミさんは、日本とインドネシアとの間で日尼経済連携協定に基づく看護師受け入れで来日した。国立病院で4年間、看護に従事してきたタミさんは「高度医療のある日本で新しい経験を積んでみたい」と応募した。

同院でこうした外国人看護師を受け入れるのは初めて。午前は患者の食事・入浴・排せつなどの介助、午後は日本語と国家試験の勉強。近くの職員寮に戻り、さらに2時間ほど机に向かう。

イスラム教徒で、食べてはいけない食材もあるため、昼食の弁当を含め全て自分で作る。また日本がこんなに寒いとは思わず、こたえているという。

そんなタミさんを同僚は優しく見守る。「慣れない日本で頑張る彼女が、楽しく勉強して試験合格を果たせるよう、応援していく」と副看護部長の榎本広美さん(46)。タミさんは「また来日する後輩のためにも、自分が頑張って夢を実現したい」と目を輝かせた。

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介護士目指す5人の門出 東洋会で辞令交付式(2013/12/21 東洋経済)

社会福祉法人東洋会(崎村俊裕理事長)の本部で12月17日、フィリピン人の介護福祉士候補生に対し、辞令交付式が催された。

この日辞令を受けたのはサリノ マリテス アニーノさん(31)、アストロ ロウェナ メルカドさん(29)、ミランダ レーヤ ドゥンカさん(26)、バウティスタ マリニック ブナガンさん(27)、カーンドィ マニリン アコスタさん(27)の5人。新人職員代表としてあいさつしたバウティスタさんは「日本で働くチャンスを与えて頂き、ありがとうございます」と謝辞を述べた。

崎村理事長は「介護と日本語の勉強をしながら、楽しく仕事をしてもらえれば。資格取得に向け、頑張ってほしい」と激励した。

東洋会では介護の担い手が不足している状況を踏まえ、2009年から日比経済連携協定(EPA)に基づき、海外からの介護労働者の受け入れを開始。今回で5回目の受け入れとなった。

5人は同会が運営する特別養護老人ホーム「たちばなの里」に就職。在留期間の4年以内に介護福祉士の国家資格取得を目指す。

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合格へ広がる支援 外国人の看護師・介護福祉士試験 日本語の指導を充実(2013/12/19 北日本新聞)

経済連携協定(EPA)に基づいてインドネシアやフィリピンから来日した看護師・介護福祉士候補者が国家試験に合格できるよう、学習をサポートする取り組みが県内で広がっている。語学力のハンディが難関突破の壁になっているためで、日本語教師や看護師でつくる支援グループが発足したほか、タブレット端末を貸し出し自習の環境を充実させた受け入れ施設もある。人手不足が深刻化する看護・介護業界にとって外国人は将来の戦力として期待が大きいだけに、指導には熱がこもる。

外国人の看護師・介護福祉士候補者をめぐっては、漢字や専門用語の習得がハードルとなり、国家試験合格率の低迷が課題になっている。国は2012年度から試験時間の延長や問題文の漢字に振り仮名を付ける特別措置を取ったが、合格率は看護師9.6%(日本人を含めた全体は88.8%)、介護福祉士39.8%(同64.4%)にとどまった。

県内では12年度までに看護師候補者、介護福祉士候補者を合わせて16人を受け入れており、既に受験した6人のうち合格者は3人だった。

国家試験に向けた学習方法は受け入れ施設側に委ねられており、各施設は合格を目指し知恵を絞る。11年度からフィリピン人の看護師候補者2人を受け入れている池田リハビリテーション病院(黒部市荻生)は、外部の日本語教師に指導を依頼している。現場の人手不足に加え、専門的なスキルのある講師に任せた方が良いと判断したためだ。候補者は週1、2回、3時間半の授業を受けている。

指導を担当する日本語教師の林宏美さん(43)=富山市根塚町=はことし、知人の看護師や医師と共に支援グループ「北陸EPA研究会」を発足。実際に医療に携わっているメンバーと連携して教えることで、学習の効率アップを狙う。看護師候補者のジュセル・ダクエラさん(29)は「難しい専門用語も分かりやすく教えてもらえる」と話す。

サンバリー福岡病院(高岡市福岡町大野)は今春から、インドネシア人の介護福祉士候補者4人にタブレット端末iPad(アイパッド)を1台ずつ貸し出している。文章では難解な専門知識をイラストや図解で理解したり、国家試験対策のインターネット授業を受けたりするのに役立てている。升方隆事務長は「日本人の人材が集まらない中、外国人は貴重な存在。試験に合格し、定着してもらうために労は惜しまない」と語る。

厚生労働省は外国人候補者の受け入れについて「相手国との経済交流が目的で、看護・介護分野の労働力不足への対応ではない」との立場で、「将来の担い手」と期待する施設側とのギャップは大きい。北陸EPA研究会の林さんは「施設側だけで対応することは難しい。高齢化に伴って今後さらに看護・介護の担い手が必要になる中、外国人に対する手厚い支援体制が必要だ」と指摘している。

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